「ここで言うことじゃないんやけど」「じゃぁ言うなよ」←正論

我が家にはオーブンがない。そしてトースターもない。

僕はお菓子を作らないので、オーブン機能のないレンジを買ったのだが少しばかり後悔している。一人という孤独に耐えきれなくなったときにクッキーでも焼いて気を紛らわしたいというときがごくまれにあるからだ。そういうセンチメンタルな部分は女子なのである。僕には友達が少ない。そんなとき僕は泣く泣くフレンチトーストを大量生産するのである。むろん一人で食べるためであるが。

ただ、トースターを買わなかったことに後悔したことはない。この記事のトースターはパンが焼けたら飛びててくるトースターではなく、オーブントースターを想像してもらいたい。そもそもトースターなんてパンを日常的に食べる人以外使い道があるのだろうか。俺たちのwikipediaによるとトースターはパンを焼くために用いられる熱源付きの調理用器具とある。オーブントースターはグラタンなどの調理もできるらしい。これオーブンレンジ持ってたらいらない機能ではないかとは思っちゃうのだが気にしないでおこう。

さてうちにはトースターがない。では食パンを焼くときはどうするのかと言われると、魚焼きグリルを使う。これが意外と便利で、うちの魚焼きグリルは食パン専用と言っても過言ではない。直火で外はカリッ、中はふわっと短時間で調理できる。オススメです。ちなみに僕は8枚切りが好きです。

さてこの魚焼きグリルに無限の可能性を秘めていると思った私はこれでドリア的なものを作ろうとし、きちんとグラタン皿を買ったがここで問題が起きた。ちょうとグラタン皿とグリルの大きさが同じなのである。これチーズが直火であぶられるんじゃねってその時は思いました。その時は。

人間は忘れる動物である。日が経ったある日、僕は前日に作ったカレーを使ってカレードリアを作ろうとした。ご飯をひき、カレーを山盛り乗せ、チーズをのせる。グリルに入れる。火を付ける。直火であぶられるチーズ。焦げ臭いにおい。さいからは気付く。

「あれこれﾜﾝﾁｬﾝ燃えてる？」

急いで火を消したが、一部のチーズに火がついてる。すぐに鎮火したからよかったものの、これがトラウマでこの事件以来魚焼きグリルはトースト専用になった。ちなみにそのドリアはスタッフがおいしくいただきました。

最後に。

ここで言うことじゃないのだが、この魚焼きグリル、実は一回も魚を焼いたことはない。